サステナビリティSustainability

彩りある生活と
豊かな社会に貢献する企業として
持続的な成長を目指します

代表取締役社長
保志 忠郊

 第一興商グループは、創業以来「カラオケ」を中心として、社会に喜びと楽しみを提供しながら成長を続けてきました。

 時代とともに、「カラオケ」をめぐる環境は著しい変化を遂げてきました。エコーの開発はマイクを持って人前で歌える機会を作り、カラオケボックスの登場は、それまで歌う機会が限られていた若年層に歌う場を提供しました。そうした変遷の中で当社は、歌だけではなく、食べることや話すことも楽しみ、人とのつながりを深めていくといった付加価値を生み出すコミュニケーションの場を提供することによって、カラオケを「文化」として定着させてきました。憲法では「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とされていますが、そこに「彩り」を添える存在でありたいという思いが、私たちの成長の源泉です。

 何よりも、社是である「もっと音楽を世に、もっとサービスを世に」に込められた、皆さんに歌っていただきたい、歌う環境やサービスを提供していきたいという想いに共感し、成長を支えてくれた社員やパートナーなくして、現在の当社はあり得ません。彼ら彼女らの心に根付いている「お客様をもっと喜ばせたい、もっと楽しませたい」という想いが創業以来、自然と受け継がれているところに当社の強みがあると思います。

 そして現在、精神的ストレスの増大、高齢化に伴う健康不安など現代社会特有の課題により、心の充足やコミュニケーションの場がこれまで以上に求められている中で、歌の可能性を追求してきた当社だからこそできる貢献があります。例えば、当社は行政・自治体、大学、企業と連携し歌を唄うことによるストレス軽減や認知症予防といった健康への効果について研究を続けています。他にも店舗の機能や立地を活かしてワークスペースや災害時避難所として活用するなど、本業を通じた社会課題解決によって新しい価値を生みだしています。
加えて、省エネルギーなどの環境負荷削減や強固なガバナンスの構築、コンプライアンス精神の浸透といった企業の基盤を固める取り組みにも真摯に取り組んでいます。

 カラオケは、時代ごとの歌を通じて当時の思い出を喚起させる「想い出産業」であり、歌うことでストレスを発散させ、心身のバランスを整える「健幸産業」だといえます。引き続き、「カラオケを通じた音楽文化の振興」と「楽しいコミュニケーションの場」の提供を通じて、彩りある生活と豊かな社会に貢献する企業として持続的な成長を遂げてまいります。

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